2019年8月24日(土)

ローマ法王、トランプ氏を批判 不法移民巡る発言受け

2016/2/19 10:40
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【サンパウロ=宮本英威、ワシントン=川合智之】ローマ法王フランシスコは18日、米大統領に選ばれたら不法移民を防ぐ壁をメキシコ国境に作ると主張している不動産王ドナルド・トランプ氏(69)について「もしそんなことを言ったならキリスト教徒ではない」と批判した。

法王はメキシコ訪問を終えて帰国する機中で会見した。トランプ氏はメキシコ不法移民の入国を防ぐため、国境沿いに「万里の長城」を築くと主張している。法王は「懸け橋でなく壁をつくろうとする人は、誰であれキリスト教徒ではない」と批判した。

トランプ氏は米大統領選の共和党候補指名を争っており、法王は同氏に投票しないよう米の信徒に呼びかけるかについては「関与しない」と述べた。

トランプ氏は18日、法王の発言を受け、声明を出し「宗教指導者が個人の信仰を疑問視するのは恥ずべきことだ」と反論した。そのうえで「バチカンが過激派組織『イスラム国』(IS)の攻撃を受けたら、トランプが大統領だったらよかったと思うだろう」とも皮肉った。

米国民のうち中南米系(ヒスパニック)にはカトリックの信者が多い。法王は米国のカトリック教徒に向けて投票すべき候補者には言及しなかったが、指名争いをリードしているトランプ氏の選挙戦に影響を与える可能性がありそうだ。

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