2019年1月23日(水)

独SAP、米出張経費管理ソフト会社を買収 9000億円

2014/9/19付
保存
共有
印刷
その他

【フランクフルト=加藤貴行】欧州ソフト最大手の独SAPは18日、出張・経費管理ソフトの世界大手、米コンカーテクノロジーズを約83億ドル(約9千億円)で買収すると発表した。SAPは世界で約2万3千社の顧客企業を抱えるコンカーを傘下に収め、顧客企業の相互融通を図る。クラウドサービスの普及を追い風にした大型買収で米オラクルなどに対抗する。

SAPは企業のあらゆる経営情報を管理する統合基幹業務システム(ERP)の世界最大手。150カ国以上の約2500万人の利用者を抱え急成長するコンカーの買収で出張管理の分野を強化し、重複を除き計約5千万人にサービス提供の対象を広げる。

SAPはコンカーの17日の株価に20%上乗せした1株あたり129ドルを提示し、コンカー経営陣も同意した。2015年1~3月までに買収を完了する見通し。

コンカーは出張の承認申請や請求書の作成、振り込みデータの作成などの一連の業務をクラウドで提供する。国ごとの会計基準の違いなどにも対応し本社が管理しやすく、利用者は出先でスマートフォンなどを使って一連の作業負担を軽減できるのが特徴だ。

SAPによると、同社顧客の多くがコンカーを導入しておらず、コンカーの顧客のSAP利用も3割にとどまり、互いの顧客を紹介する余地が大きい。また、データを高速処理できるSAPの独自技術をコンカーのサービスに用いて、顧客が膨大なデータを使いやすくする狙いもある。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報