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エクソン、シェール権益を7500億円で買収

【ニューヨーク=稲井創一】石油メジャー最大手エクソンモービルは17日、テキサス州とニューメキシコ州に広がるシェール最大鉱区のパーミアンで掘削用地を66億ドル(約7500億円)で買収すると発表した。シェール中堅ノーブルエナジーもパーミアンでの買収を16日に発表している。原油価格回復で投資を強化し始めた石油会社が、コスト競争力の高いパーミアンで生産・開発活動を活発化させている。

エクソンにとっては2009年に米シェール大手XTOエナジーを約4兆円で買収して以来の大型の買収案件。1月1日にエクソンの最高経営責任者(CEO)に就任したばかりのダレン・ウッズ氏は17日の発表文で「今回の買収は原油安でも魅力的な投資リターンをもたらすものだ」とコメントした。

エクソンはパーミアンで権益を持つ複数の企業を、テキサス在住の大富豪バス家から株式と現金で買収する。今回買収する企業群がパーミアン地区で所有する土地には34億バレル相当の埋蔵量があるとされ、自社分を合わせるとエクソンのパーミアン地区での埋蔵量は60億バレルに拡大する。

16日にはノーブルエナジーがパーミアンでの生産・開発を主力にするクレイトン・ウィリアムズ・エナジーを27億ドル(約3000億円)で買収すると発表。同じく米シェール企業WPXエナジーも12日、投資会社から7億7500万ドル(約880億円)でパーミアンの用地を拡張した。

パーミアンの一部では原油価格が1バレル40ドル以下でも利益が出るとされる。他のシェール鉱区に比べコスト競争力があり、掘削の余地も大きいとされる。原油価格は回復基調とはいえ大きく投資を増やす状況にない各社は、優良鉱区のパーミアンでの掘削を優先させている。米石油サービス大手の米ベーカーヒューズによると、米石油掘削装置(リグ)は底だった昨年5月下旬から206基増えているが、パーミアンだけで増加分の6割強を占めていた。

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