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バルセロナのテロ、13人死亡100人負傷

「イスラム国」犯行声明

(更新)

【バルセロナ=白石透冴】17日午後5時(日本時間18日午前0時)ごろ、バルセロナで車が観光客などに突っ込み、少なくとも13人が死亡、約100人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を公表。警察当局はテロと断定し容疑者3人を拘束した。テロに前後し、近郊の都市では爆発や銃撃戦も発生し、警察は関連性を含め捜査を続けている。

事件は観光客が集まるバルセロナ中心部のランブラス通りで起きた。地元メディアによると、白いワゴン車が歩行者を次々とはねて約700メートル暴走し、売店にぶつかって止まった。乗っていた男は車から逃走した。

ISは系列メディアのアマク通信を通じ犯行声明を出し、シリアなどでIS掃討作戦を進めるスペインを含む有志連合への報復だと主張した。イラクのアバディ首相が7月にISの拠点だったモスルの奪還を発表して以来、ISによる欧州での大規模テロは初めて。

警察は3人の身柄を拘束した。うち1人の氏名はドリス・ウカビール容疑者。ワゴン車に乗っていた実行犯は逃走中だという。スペインのラホイ首相はテレビ演説で「イスラム過激派のテロ攻撃を受けた」とし、警戒レベルを上げると表明した。

犠牲者にはベルギー人など外国人を含む。日本人が巻き込まれた情報は出ていないが、現地の日本総領事館などが確認を続けている。

ランブラス通り周辺は騒然となった。警察は付近を封鎖し、地下鉄などは周辺での運行をとりやめた。パトカーや救急車が行き交い、ショックで泣きながら現場を離れる人の姿がみられた。

一方、バルセロナのテロと前後し、別の都市では爆発や銃撃戦が起きた。16日夜、バルセロナ南西のアルカナルで民家が爆発し1人が死亡した。テロ後の18日未明にはカンブリスで警察がテロ計画を摘発し銃撃戦の末、容疑者5人を射殺した。

警察はバルセロナのテロとの関連を視野に捜査している。ロイター通信はこの制圧作戦で自爆ベルトによるテロ計画を阻止したと報じた。作戦で市民ら7人が負傷した。

最近の欧州でのテロは英国、フランス、ドイツなどで起きたが、スペインでは異例の規模となった。ISはシリアやイラクでの劣勢が鮮明だが、テロの標的を欧州全域に広げ、勢力を誇示する狙いがあるとみられる。

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