低炭素技術開発、欧州素材4社が提携

2016/11/17 19:57
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【フランクフルト=加藤貴行】鉄鋼最大手の欧州アルセロール・ミタル、セメント最大手のラファージュホルシム(スイス)など欧州素材4社は17日、低炭素技術の研究開発で提携すると発表した。二酸化炭素(CO2)を素材にする技術などの実用化を急ぐ。業種横断で手を組み、地球温暖化対策を商機として生かす構えだ。

2社のほかに欧州化学大手のソルベイ(ベルギー)と独エボニックインダストリーズが加わり、企業連合「低炭素技術パートナーシップ・イニシアチブ(LCTPi)」を設立。国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)が開かれているモロッコ・マラケシュで発表した。

まず各社の研究テーマを持ち寄り、工場の副生ガスや副産物のCO2の回収、素材としての再利用する手法を探る。欧州の拠点で実用化し、域外にも広げる計画だ。各社の先端の低炭素技術を世界規模で導入した場合、最大で世界の人為的なCO2排出量が7%減らせると試算している。

欧州素材大手は金融危機後の需要減などで実施した域内のリストラも一段落した。今後、CO2排出量に応じて企業の負担になる炭素価格などで自らの負担が増える前に、技術で先行し新規雇用の創出も狙う。

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