/

オバマ政権、温暖化ガス50%削減 長期戦略

【ワシントン=川合智之】オバマ米政権は16日、2050年の温暖化ガスの排出量を05年比で80%以上減らす具体的な道筋を示した地球温暖化対策の長期戦略を発表した。オバマ氏は任期中に政権の遺産(レガシー)である温暖化対策を強調したい考え。トランプ次期大統領は後ろ向きな考えを示しており、実現性は不透明だ。

モロッコで開催中の国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)にあわせて発表した。50年の発電量の55%が再生可能エネルギー、20%が二酸化炭素(CO2)回収・貯留技術付きの火力発電、17%が原子力となり、脱炭素化が進むとの見通しを示した。

長期戦略では3つの行動が必要だと指摘。(1)運輸、産業部門などで低炭素燃料の導入やエネルギー消費のムダを省く(2)発電所のCO2回収・貯留や森林を拡大する(3)メタンや代替フロンなどの排出を削減する――とした。

一方、トランプ氏は選挙戦で20年以降の温暖化対策「パリ協定」からの離脱を表明。石炭産出州の雇用のためにオバマ政権の火力発電規制を撤廃し、シェールガス・オイルの採掘技術である水圧破砕法の規制を緩和する方針を打ち出した。

国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は16日の声明で「政権交代でエネルギー政策が変わるのはよくあることだ」とした。「米国の変化は世界的な影響をもたらす可能性がある」とも指摘。トランプ次期政権の政策を注視する考えを示した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン