2019年7月19日(金)

中国・趙氏死去11年 名誉回復と政治改革を

2016/1/17 18:52
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【北京=共同】1989年6月の天安門事件で民主化を求める学生に理解を示したとして失脚した中国の改革派、趙紫陽元共産党総書記の死去から11年となった17日、北京市内の自宅に支持者らが集まり、趙氏の名誉回復や政治改革の必要性を訴えた。

習近平指導部は、同じく改革派で87年に失脚した故・胡耀邦元総書記については昨年11月に生誕100年記念行事を開くなど再評価を進めている。一方、天安門事件そのものや趙氏への歴史的評価は変えていない。

氷点下の冷え込みの中、自宅には朝から「政治改革の先駆者、趙紫陽をしのぶ」と書かれた横断幕などを持った人たちが次々と訪れ、花を手向けた。北京市の女性は「趙氏は庶民の声に耳を傾けてくれた。今の指導部は全く聞いてくれない」と話した。

自宅周辺では公安当局者が監視。中国政府は人権派弁護士や民主活動家への締め付けを強めており、民主化運動につながる可能性を警戒しているとみられる。

趙氏の長女、王雁南さんは「いつか自由に父に思いをはせることができると願っている。天安門事件に関わった人は遅かれ早かれ名誉回復されるだろう」と述べた。

89年4月の胡氏の死去を機に学生らの民主化要求デモが激化し、当局が武力弾圧した天安門事件につながった。失脚した趙氏は、自宅軟禁のまま2005年に死去した。

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