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カーコリアン氏が死去 米著名投資家

【ニューヨーク=杉本貴司】米著名投資家のカーク・カーコリアン氏が15日死去した。98歳だった。ラスベガスを拠点に「カジノ王」として名をはせた一方で、株主として自動車の国際再編を仕掛けた。同氏がオーナーだったメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)をソニーに売却したことでも知られる。

カーコリアン氏はカリフォルニア州で農園を営むアルメニア移民の家に生まれた。学校を退学した後にボクサーや飛行機のパイロットとして生計を立てた。パイロット時代に度々訪れたラスベガスの将来性を見抜き、土地を購入したのを機にカジノへの投資などで巨万の富を築きあげた。

1990年代と2000年代に米クライスラー(現フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の買収を画策したがいずれも失敗した。05年ごろから米ゼネラル・モーターズ(GM)株を買い増し、06年に日産・ルノーとの3社提携を提案した。実現すれば日米欧にまたがる巨大自動車メーカーが誕生するとあって、業界内外から注目を集めたが、交渉は決裂した。

その後もフォード・モーター株を買い増すなど、米国を中心に自動車の国際再編に執念を見せたが実現しなかった。04年には「007」シリーズなどで知られるMGMをソニーに売却した。

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