2019年3月24日(日)

国連総会が開幕 「イスラム国」とエボラ熱対応協議
事務総長「我々が試されている」

2014/9/17付
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【ニューヨーク=原真子】第69回国連総会が16日、ニューヨークの国連本部で開幕した。イラクとシリアに勢力圏を広げるイスラム過激派「イスラム国」と、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱への対応が焦点だ。総会と並行し、安全保障理事会などでもイスラム国への対応を協議する。議論の行方はオバマ米大統領が発足を目指す対イスラム国の有志連合の成否に大きな影響を与えそうだ。

総会の開幕式典では、潘基文事務総長が「今回の総会は近年で最も重要な総会になる。我々が試されている」と演説した。式典に先立つ記者会見では「各地域の平和と安全への深刻な脅威に対抗しようという国際的なコンセンサスが高まっているのを歓迎する。いくつもの危機に対応していかなければいけない」と強調した。

24日に始まる一般討論には140カ国以上の首脳が参加する見込みで、同日にオバマ氏がイスラム国に対する国際包囲網の構築を訴える見通しだ。対イスラム国では同日、安保理で首脳級による特別会合を開く。オバマ氏は空爆対象地域をイラクからシリアに広げる考えを示している。サウジアラビアなど中東の周辺国だけでなく、国際社会に幅広く有志連合への参加を呼びかける。

国連総会には日本から安倍晋三首相が出席する。常任理事国入りを目指す安保理改革などに関する発言が注目される。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が就任後初めて参加するほか、北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)外相も出席する見通しだ。日韓や日朝などの会談が行われるかが関心を集めている。

国連総会と並行して、イラン核問題の解決を目指す同国と米ロ中など6カ国との協議が18日からニューヨークで再開される。イランのウラン濃縮活動の規模と、イランに対する経済制裁を解除する場合の方法が焦点だ。イランのロウハニ大統領も訪米する見通しで、オバマ氏との接触があるかが注目される。

潘事務総長は23日、地球温暖化抑止のための枠組み交渉を促進するため、気候変動サミットを主催する。2020年以降の枠組みを決める15年の第21回気候変動枠組み条約締約国会議(パリ、COP21)に向け、地ならしを進める会合となる。アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱への対策を議論する安保理の緊急会合も開催される。

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