アジア投資銀、小国参加の余地を残す 既存機関との協調課題
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【北京=大越匡洋】中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定最終案では、資本金のうち2%弱を57カ国の創設メンバーに配分せずに残した。経済規模の小さな国が後から参加する余地を作ったとみられる。中国が強い影響力を確保するなか、アジアのインフラ整備の持続的な支援に向けて、既存の国際機関とどう協調するかが課題となる。
協定案からは、資本金のうち30%近くを負担する最大の出資国・中国の影...
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