マレーシア、首都の自爆テロを阻止
【クアラルンプール=共同】マレーシアのハリド警察長官は16日の声明で、首都クアラルンプールで自爆攻撃を計画していた28歳の男を警察が15日に逮捕し、テロを未然に阻止したと発表した。男は過激派組織「イスラム国」(IS)に所属し、シリアからテロ実行の指示を受けていたという。氏名は明らかにしていない。
声明によると、警察は11日にもクアラルンプール国際空港で23~28歳の男女3人を逮捕した。3人はISに加わるためシリアに渡航しようとしたところをトルコ当局に昨年11月に拘束され、マレーシアに向け国外追放されたとしている。
4人はいずれもマレーシア人で、治安関連法に違反した容疑で逮捕された。同法は容疑者を訴追せずに最大28日間拘束できる法律で、人権団体などからの批判が強い。