韓国大統領、TPP参加に意欲 米韓財界関係者の会合で

2015/10/16付
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【ワシントン=加藤宏一】訪米中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日、米韓の財界関係者が集まる会合で「韓国が環太平洋経済連携協定(TPP)に参加すれば、両国の企業はより多くの利益を得ることができる」と述べ、TPP参加に意欲を示した。韓国は参加を積極的に検討しているが、朴大統領が公の場で参加に前向きな姿勢を示したのは初めて。

韓国は2国間自由貿易協定(FTA)を重視。米国などとFTAを締結し、中国との交渉も妥結した。これにより現在は国内総生産(GDP)ベースで世界の73%超をカバーする自由貿易圏を築いているが、貿易で競合する日本が参加するTPPが大筋合意したことに危機感を強めている。

崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政相も「参加する方向で検討するだろう」と述べている。

一方、大統領の訪米に同行している韓民求(ハン・ミング)国防相は同日、カーター米国防長官と会談した。両者は宇宙・サイバー分野での協力の強化や、北朝鮮の核・ミサイルなどの挑発行為に強力に対応することで一致。一方で韓氏は韓国が開発を進めている国産戦闘機に関連して先端技術4件の技術移転を求めたが、カーター氏は難しいとの立場を示した。

韓国が2026年からの実戦配備を目標に開発を進める国産戦闘機「KFX」に関し、米韓は25件の先端技術の韓国への移転でいったん合意した。ところがそのうち標的の追跡・探知能力に優れたアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーなど4件の核心技術について、米側は安全保障上の技術保護を理由に難色を示していた。

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