2019年1月22日(火)

英議会での女王演説、21日に延期 閣外協力ずれ込み

2017/6/15 23:56
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【ロンドン=小川知世】英政府は15日、議会の開会に合わせて予定する女王演説を21日に延期すると発表した。当初は19日の予定だったが、メイ首相の与党保守党と、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の閣外協力に向けた合意がずれ込んでいることに対応する。一方、英政府は15日、欧州連合(EU)との離脱交渉を予定通り19日から始めることでEU側と合意したと発表した。

レッドソム下院院内総務が15日、「政府は21日の議会開会をバッキンガム宮殿と合意した」とツイッターで明らかにした。エリザベス女王は議会で政権の施政方針を演説する。メイ氏の首相続投への事実上の信任となるため、それまでに政権の枠組みを決める必要がある。

22日にはEU首脳会議も控えており、英政府は体制を整えたい考え。

ロイター通信によると、メイ氏は15日もDUP幹部との会談を予定し、詰めの協議を急いでいる。北アイルランドの自治をDUPと共同で担うシン・フェイン党など同地域の政党幹部とも会談。保守党とDUPの連携が北アイルランドの政策決定に影響を及ぼしかねないとの懸念の払拭を図る。

ただ今後の政治日程は綱渡りだ。英政府は15日もロンドン西部の高層マンション大火災の対応に追われている。保守党とDUPの間で大きな溝はないとされているが、BBCは両党の連携合意が来週以降になると報じている。

メイ氏は15日、マンション火災の現場を視察し、徹底調査を指示した。防火設備の不備が被害を拡大したとされ、最大野党の労働党はメイ政権の対応に批判を強めており、メイ氏の求心力がさらに低下する恐れもある。

保守党は8日の総選挙で過半数割れした。DUPとの連携で過半数勢力を得ることで、政権維持を目指している。

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