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韓国「金正男氏で確実」 マレーシアで殺害の男性

正恩氏、5年前から殺害指示か

【ソウル=加藤宏一】韓国統一省の報道官は15日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏とみられる男性がマレーシアで殺害されたとの情報に関し、「殺されたのは金正男であると確実視される」と発表した。韓国の情報機関は同日、正恩氏が5年前から正男氏の殺害を指示していたとの見方を示した。

北京行きの全日空機に乗り込む金正男氏とみられる男性(2001年5月、成田空港)

統一省報道官は「マレーシア警察が事実関係を調査中で、詳細は関連国政府の発表後になされるべきだ」と述べ、正男氏と判断する根拠は明らかにしていない。情報機関である国家情報院(国情院)の同日の説明を聞いた国会議員によると「政府は男性の写真を見て金正男と判断した」という。

国情院は「毒物によるテロが確実だが、手段は解剖結果を見ないとわからない」と説明。正恩氏による殺害指示の背景は「(正男氏が)統治体制に脅威になるとの見方よりは(正恩氏の)偏執狂的な性格が反映されている」との分析を示した。正男氏は「中国が身辺を保護していた」との情報も明らかにした。

韓国政府は15日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会の緊急会議を開催。黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行兼首相は「金正恩の残虐性を改めて示した」と指摘した。そのうえで「真相を徹底的に把握するためマレーシアと協力してほしい」と指示した。

一方、ロイター通信は14日、正男氏とされる男性に関し、米政府当局者が北朝鮮の工作員によって殺害されたとの見方を強めていると報じた。

マレーシア警察は14日深夜、「北朝鮮籍の46歳男性がクアラルンプール国際空港から病院に向かう途中で13日に死亡した」と発表していた。警察当局者は国営ベルナマ通信に「男性は金正男氏と確認した」と語った。

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