テスラ、人工知能使った運転補助ソフト まず米で配信

2015/10/15付
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【ニューヨーク=兼松雄一郎】米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズは14日、人工知能(AI)を使った高速道路走行向けの運転補助ソフトの配信を始めた。週に約1回のペースでソフトが更新され、多くの利用者が運転すればするほど知見が集まりソフトが賢くなっていく。米国から配信を始め、認可が取れ次第、欧州、アジアでも配信する。

「ディープ・ラーニング(深層学習)」と呼ばれるAI開発の一手法を採り入れ、コンピューターが状況に応じた判断を向上できるようにした。車線が消えたり、工事などで変更されたりした場合に自動で修正し、過積載の車とは距離を取るなど様々な機能を加えた。

他社も運転補助機能を拡充しているが、テスラはより多くの車から道路や走行の情報を随時集めることで違いを出す。テスラのEVにはネット接続機能が標準で搭載されており、コンピューターのように夜間にソフトを配信して機能を追加していく仕様。同時に他社より走行情報を集めやすいため、規模を生かして判断の精度を高められる。

ただ、自動運転ではなくあくまで運転補助の位置づけで、事故が起きた場合の責任はテスラではなく運転者が負うとしている。必要がなければ使わない設定にもできる。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は14日、完全な自動運転の実現までに「技術的には3年でできるが、規制緩和にさらに数年かかる」との見方を示した。

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