IAEA総会が開幕 日本、汚染水対策の進捗説明

2015/9/15付
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【ウィーン=原克彦】国際原子力機関(IAEA)の総会が14日にウィーンで開幕し、日本政府は東北産の日本酒や和菓子の安全性を伝えるためのレセプションを開いた。日本代表として総会に参加した原子力委員会の岡芳明委員長は「(震災復興での)世界からの温かい支援は忘れません。東北の味を楽しんでください」とあいさつ。来場した約200人がすしや和菓子を口に運んだ。

岡委員長は総会での演説で「タンク内の汚染水の浄化が5月までに完了し、地下トンネルの高濃度汚染水の除去も7月に完了した」と東京電力・福島第1原子力発電所での汚染水対策の進捗を説明。日本が原発への規制を強化したうえで川内原発1号機の再稼働にこぎ着けたことを強調した。

総会には福島原発事故に関するIAEAの最終報告書が提出された。各国からの言及は少なく、米国や中国は代表演説で「(天野)事務局長に感謝する」と述べるにとどめた。ロシア代表は報告書を「大きな節目。ようやく原子力の世界の悲しいページをめくることができる」とした。福島県などの水産物の輸入を禁止している韓国は15日に演説する予定だ。

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