エボラ、週1万人感染の恐れ WHO「12月上旬に」
【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)のエイルワード事務局長補は14日のジュネーブでの記者会見で、西アフリカでのエボラ出血熱の感染拡大について、1週間当たりの新たな感染者数が現在の約千人から12月上旬には5千~1万人になる恐れがあると指摘した。
主要な感染地域であるリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国での拡大が加速しているとみられるため。
一方、WHOは同日、新たな感染者が出ていないセネガルについて17日に、ナイジェリアについては20日にそれぞれ終息宣言できる可能性が出てきたと明らかにした。
WHOの集計によると、ナイジェリアの感染者は疑い例も含めて20人で、死者は8人。セネガルは感染者が1人で死者は出ていない。