サイバー攻撃、150カ国で20万件以上被害 欧州警察機関

2017/5/14 20:46
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【ロンドン=黄田和宏】欧州警察機関(ユーロポール)のウェインライト長官は14日、12日から世界で猛威を振るっているサイバー攻撃について、世界の少なくとも150カ国で20万件以上の被害が出ていることを明らかにした。多くは大企業を含む事業会社で、「世界的な広がりは前例がない」と述べた。企業活動が再開する月曜日以降にはさらに被害が拡大する可能性がるとみて、警戒を強めている。

英国では医療機関などでサイバー攻撃の被害が広がった=AP

英国では医療機関などでサイバー攻撃の被害が広がった=AP

英民放ITVのインタビュー番組で明らかにした。ウェインライト氏は「今のところ、我々は段階的に拡大する脅威に直面している」と話した。特に、医療機関などのヘルスケアセクターは患者のデータなどの機密情報を扱うにもかかわらず、「多くの国で攻撃されやすい」と指摘。対応が不十分だったことが英国の国民保健サービス(NHS)での被害拡大につながったとみている。

一方、今回は金融機関で目立った被害が出ておらず、過去の経験をもとに対応を進めてきたことが奏功したとの考えを示した。そのうえで、今回の被害を教訓にすべての企業にサイバー攻撃の脅威を認識するように注意を喚起した。

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