米首席補佐官にプリーバス氏 共和主流派と協調

2016/11/14 10:14
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【ワシントン=吉野直也】米国のドナルド・トランプ次期大統領は13日、政権の要である大統領首席補佐官にラインス・プリーバス共和党全国委員長(44)を起用した。首席戦略官・上級顧問には大統領選で陣営の最高責任者を務めたスティーブン・バノン氏(62)を充てた。政権移行チームが発表した。

トランプ氏(左)を支えてきたラインス・プリーバス氏(9日、ニューヨーク)=AP

トランプ氏(左)を支えてきたラインス・プリーバス氏(9日、ニューヨーク)=AP

トランプ氏は声明で、プリーバス氏らについて「非常に有能な指導者で、選挙戦では協力して歴史的勝利に導いてくれた。米国を再び偉大にするため、ホワイトハウスに迎える」と説明した。2人は政権移行チーム責任者のペンス次期副大統領を補佐する。

首席補佐官は閣僚級のポストで、大統領の意向を受け、政権を差配する。これまで大物や側近などが就く例が多い。プリーバス氏が務める党全国委員長は、各州の党組織を束ねている。同氏は地元が同じウィスコンシン州のライアン下院議長ら党主流派とも良好な関係にある。プリーバス氏の人事からは党主流派との協調体制を整える狙いがうかがえる。

10月上旬にトランプ氏の女性蔑視発言が表面化したときにライアン氏ら党主流派はトランプ氏の応援をやめたが、プリーバス氏は一貫してトランプ氏を支えた。大統領選の勝利宣言の際もトランプ氏はプリーバス氏を壇上に招き、貢献をたたえた。今回の人事は論功行賞の側面が濃い。

米メディアによると首席補佐官にはプリーバス氏とバノン氏の2人が候補に挙がっていた。保守系メディア「ブライトバート・ニュース」幹部だったバノン氏はライアン氏ら党主流派と関係が悪く、トランプ氏の長女イバンカさん夫妻らはプリーバス氏を推していた。

ラインス・プリーバス氏 米マイアミ大法科大学院修了。弁護士。2007年にウィスコンシン州共和党委員長、11年から全国委員長。サリー夫人との間に1男1女。44歳。

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