自動運転車、技術者養成へタッグ 米ネット教育VBがコース

2016/9/15 0:03
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【シリコンバレー=小川義也】オンライン教育ベンチャーの米ユダシティ(カリフォルニア州)は13日、自動運転車の技術者を養成するコースを新設すると発表した。独自動車大手のメルセデス・ベンツや米半導体大手のエヌビディアなど4社がカリキュラム作りや運営に協力する。自動車大手やIT(情報技術)企業による開発競争が激しくなっており、技術者の需要が拡大すると判断した。

米ITニュースサイト「テック・クランチ」がサンフランシスコ市内で開いたイベント「ディスラプト」で、ユダシティ創業者のセバスチャン・スラン氏が明らかにした。人工知能(AI)の専門家でもあるスラン氏はグーグルの自動運転車の開発プロジェクトを立ち上げたことで知られる。

新設するコースは9カ月間で自動運転車に欠かせないAIやセンサー、操作技術などオンラインで学ぶ。コースの最後にはチームで開発したソフトをユダシティが所有する自動運転車に搭載し、実際に走らせる。費用は2400ドル(約25万円)。13日から申し込みを受け付ける。履修にはプログラミングなどの基礎的な能力が必要だが、ユダシティによると、すでに世界で3万人以上が関心を示しているという。

米配車アプリ大手ウーバーテクノロジーズが先月買収した米自動運転トラックベンチャーのオットーもカリキュラム作りや運営に協力する。ベンツ、エヌビディア、オットーに中国の配車アプリ大手の滴滴出行(ディーディーチューシン)を加えた4社は、同コースの修了者を優先的に採用することでも協力する。

米調査会社ペイサによると、自動運転技術者の平均年収は13万8000ドル(約1400万円)に達するという。

スラン氏は「多くの企業が自動運転車の技術者を求めており、その市場は巨大だ。ユダシティのコースを履修すれば、世界のどこにいても自動運転車の技術者になることができる。ぜひ挑戦してほしい」と語った。

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