英政府、ユーロスター株売却へ 政府債務削減へ資金捻出

2014/10/14付
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【ロンドン=小滝麻理子】英政府は英国と欧州大陸を結ぶ国際高速鉄道「ユーロスター」株を売却する。オズボーン財務相が13日表明した。売却資金を政府債務の削減に充てるためで、財政再建に取り組む姿勢をアピールする。

ユーロスターの運営会社の株式は英政府が4割、フランス国鉄が55%、ベルギー国鉄が5%それぞれ保有する。英政府は昨年末に売却する方針を示していたが、13日から正式に手続きを始めると明らかにした。

オズボーン氏は「英経済を改革し、債務問題に取り組むため」と強調した。月末まで第1次入札を実施し、来年5月の総選挙前にも売却を完了する考えだ。利用者の増加や増便でユーロスターは収益が改善し、売却金額は数億ポンドに及ぶとみられる。インフラファンドや年金基金などが興味を持っているようだ。

英政府は2020年までに約200億ポンドの資産売却で政府債務を削減する計画で、今回もその一環だ。野党労働党や鉄道の労働組合は絶好の収益源を手放すことになるとして反対している。

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