イタリア新首相が所信表明「銀行安定へ介入準備」

2016/12/13 23:39
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【ジュネーブ=原克彦】イタリアのジェンティローニ首相は13日、下院での信任投票を前に所信表明演説を行い、「銀行の安定性を保証するために、介入する準備はできている」と語った。多額の不良債権を抱えて再建が難航している銀行3位モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナに公的資金を注入することを念頭においた発言だ。

ジェンティローニ氏は「イタリアの銀行システムは堅調で景気回復に貢献している」と述べ、不良債権問題が金融不安につながることはないとの見解を示した。一方で「いくつかの銀行は資産の強化が必要」と認めた。

大統領に求められた選挙制度改革については「上下院で異なる選挙法を調整する必要がある」と言及した。「効果的な合意を模索する努力と責任は議会にある」と語り、合意形成に向けた与野党の協力を呼びかけた。

同国ではレンツィ前首相の辞任を受け、マッタレッラ大統領が外相だったジェンティローニ氏を首相に指名。選挙法の見直しが必要であると主張し、議会解散と総選挙を回避した。

イタリアでは内閣が上下院の両方で承認される必要がある。下院は13日夜、上院は14日に信任投票を行う見通しだ。

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