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スコットランド首相、独立問う投票再び要求

18~19年めざす

【ロンドン=小滝麻理子】英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は13日、エディンバラで演説し、英国からの独立の是非を問う2度目の住民投票の実施を英政府に要求すると表明した。2018年秋から19年春にかけての実施を目指す。英政府は近く欧州連合(EU)離脱をEU側に正式に通知する見通し。EU残留派の多いスコットランドで独立に向けた動きが再び浮上し、波乱要因となりそうだ。

スコットランドは昨年6月のEU離脱を問う国民投票で62%がEU残留を支持した。スタージョン氏は英政府に対して離脱後もEU単一市場にとどまるよう求めてきたが、メイ政権は単一市場から完全撤退する方針だ。

スタージョン氏は演説で「英政府はスコットランドの要求をみじんも考慮しなかった」と批判。スコットランドは14年の住民投票で独立を否決したが、スタージョン氏は「状況が根本的に変わった。スコットランドの人々に選択権を与えるべきだ」と話し、住民投票を再実施する正当性を強調した。

住民投票の実施には英政府の同意が必要となる。スタージョン氏は来週にもスコットランド議会の承認を得た上で、英政府に要求する考えだ。

メイ英首相の報道官は13日、「結論は前回の住民投票で出ている」と話し、再実施は認めない考えを示した。政府内にはもし認める場合でも、EU離脱の方針に影響が出ないよう離脱後まで実施時期を引き延ばすべきだとの声も出ている。

独立の是非に関するスコットランドでの直近の世論調査では賛成と反対が各50%で拮抗する。英国のEU離脱決定後、独立を求める声が急増しているわけではない。スタージョン氏が離脱通知を前に急きょ演説したのは、英政府に強硬な交渉姿勢を見直すよう圧力をかける狙いもあるようだ。

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