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パナマ、中国と国交樹立 台湾とは断交

2017/6/13 11:13 (2017/6/13 12:39更新)
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 【北京=高橋哲史、台北=伊原健作】中国政府は13日、台湾と外交関係があったパナマと国交を樹立したと発表した。パナマは中国が掲げる「一つの中国」の原則を受け入れ、台湾とは断交した。独立志向が強い台湾の蔡英文政権への圧力を強める中国にとって、大きな外交成果となる。

 中国国営の新華社によると、パナマのバレラ大統領が現地のテレビを通じて演説し「中国とは多くの分野で潜在的な協力の余地がある。中国との国交樹立は国民に大きな利益をもたらす」と強調した。バレラ氏はツイッターに「中国は2番目に重要なパナマ運河の利用国で、パナマの免税地帯の最大のユーザーだ」と投稿した。

 中国の王毅外相は13日午前、北京でパナマのサインマロ副大統領と国交樹立の文書に署名した。

 台湾の呉●(かねへんにりっとう)燮・総統府秘書長は13日午前に台北市内で記者会見し、「北京当局は地域の安定を揺るがし、台湾の人々を傷つける行為を今すぐやめるべきだ」と激しく批判した。「我々はカネで外交を買うことはない」と述べ、中国が経済支援などの手段で外交関係を奪ったとの見方を示した。

 台湾は今回パナマを失ったことで、台湾を国と認め外交関係を結ぶのは20カ国まで減った。昨年12月には西アフリカの島国サントメ・プリンシペが台湾との断交直後に中国との国交を樹立。台湾側は中国による外交関係の切り崩しとみている。

 台湾独立を志向する民主進歩党(民進党)の蔡英文政権は、中国大陸と台湾は1つの国に属するとする「一つの中国」原則を認めていない。中台統一を目指す中国はこの原則を認めるよう蔡政権に要求し、当局間の直接対話の停止や観光客を絞り込むなどして圧力を強めている。

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