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中国、輸入減少鮮明に 9月20%減

【北京=大越匡洋】中国の国内生産の低迷が輸入の大幅な減少を招いている。中国税関総署が13日発表した貿易統計によると、9月のドル建ての輸入額は前年同月比20.4%減と、春節(旧正月)の影響で経済活動が鈍った2月以来、7カ月ぶりに減少幅が2割を超えた。モノの貿易で世界最大である中国の需要鈍化は、日本や資源国の輸出にとって打撃となる。

中国の輸入額は9月まで11カ月連続で前年水準を下回り、今年1~9月の累計では前年同期比で15.3%減った。中国国内の生産の伸び悩みに加え、中国の需要の鈍化が原油など国際商品価格の下落に拍車をかけ、それが金額ベースでの輸入を一段と押し下げた形だ。

1~9月の輸入額をみると、自動車の完成車やシャーシ(車台)が25%減ったほか、部品も16%減った。中国国内の新車販売の不振が響いている。鋼材は18%減、金属加工のための工作機械は21%減と、輸入の減少は原材料や生産設備など幅広い分野に及んでいる。

資源輸入の落ち込みはさらに大きい。1~9月の鉄鉱石の輸入額は42%減、石炭は44%減だ。原油は安値を利用して備蓄を進めているため数量ベースの輸入は8.8%増えたが、金額ベースでは40%の減少となった。

主要貿易相手からの1~9月の輸入額をみると、日本からは12%減、東南アジア諸国連合(ASEAN)からは9.7%減だった。特に資源国のインドネシアからの輸入額は2割を超える減少だ。欧州連合(EU)からの輸入額も13%減った。

一方、9月単月の中国の輸出額は前年同月比3.7%減だった。3カ月連続のマイナスだが、減少幅は前月(5.5%減)より縮小した。中国は8月に人民元相場を切り下げており、税関総署の報道官は13日の記者会見で「元相場の下落は輸出にプラスの影響があった」との見方を示した。

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