ワシントンで20年ぶり「原爆展」 広島・長崎の被爆70年で

2015/6/13付
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【ワシントン=芦塚智子】米首都ワシントンのアメリカン大学美術館は13日から、広島、長崎の被爆70年にあわせて「原爆展」を開く。ワシントンでの原爆展開催は1995年以来、20年ぶり。原爆と戦争の悲惨さを描いた「原爆の図」もワシントンで初展示する。

米アメリカン大学美術館に展示される「原爆の図」(ワシントン)

米アメリカン大学美術館に展示される「原爆の図」(ワシントン)

原爆展は広島、長崎の両市と共催。溶けたガラス瓶や十字架などの資料や写真パネルを展示する。開会式には被爆者も出席し、体験を語る。

「原爆の図」展覧会は「原爆の図丸木美術館」との共催で、連作15点のうち炎に襲われる人々を描いた「火」や、「米兵捕虜の死」など6点を展示する。企画した早川与志子さんは「作品にはおびただしい数の人間が描かれており、その命が一瞬にして奪われるのが戦争。特に若い世代に見てもらい、命について考えてほしい」という。

95年の原爆展はスミソニアン航空宇宙博物館で開催する予定だったが、米退役軍人らの反発などで中止となり、アメリカン大で開いた経緯がある。同大美術館のラスムッセン館長は「戦争の悲劇と平和へのメッセージは万国共通だ。我々は皆、過ちを繰り返さないために過去と向き合わなくてはならない」と語った。

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