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NASA、新宇宙船は無人で トランプ氏の要請応じず

【ワシントン=川合智之】米航空宇宙局(NASA)は12日、大型ロケット「SLS」による宇宙船オリオンの2019年の初打ち上げを、予定通り無人で実施すると発表した。トランプ米大統領は任期中の実績づくりのため、オリオンの無人試験機に宇宙飛行士を乗せて打ち上げるよう求めていたが、費用や安全性の観点から難しいと判断した。

新型ロケット「SLS」の想像図(NASA提供)=共同

NASAは声明で「コストやリスク、技術的な要因を評価した。現時点で飛行士を加える計画変更は難しい」と指摘。「現行の無人飛行計画が最善策だ」と結論づけた。

オリオン計画は30年代の火星有人探査に向けた次世代宇宙船プロジェクト。まず月周回軌道に宇宙飛行士を送る計画で、19年にSLSでオリオン無人機を打ち上げて安全性を確かめ、21年にも有人機に挑む予定だった。

ただ、トランプ氏は19年の無人機打ち上げを有人に切り替え、20年11月の次期大統領選に間に合わせるよう求めていた。トランプ氏はケネディ元大統領が発表したアポロ計画のように、有人宇宙探査を自身の政権の遺産(レガシー)にする考えだとみられる。

無人機に宇宙飛行士を乗せるには、生命維持装置の搭載や操縦席の設置など、大幅な設計変更が必要になる。失敗の可能性もある初試験で飛行士を乗せるのは危険だとの声も強かった。

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