2018年12月11日(火)

南シナ海、中国の「九段線」に法的根拠なし 初の国際司法判断

2016/7/12 18:13
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南シナ海の西沙諸島付近の海域で実弾演習する中国海軍(8日)=新華社・共同

南シナ海の西沙諸島付近の海域で実弾演習する中国海軍(8日)=新華社・共同

【ブリュッセル=森本学】南シナ海における中国の海洋進出を巡ってフィリピンが提訴した裁判で、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は12日、中国が海域のほぼ全体での主権を規定する「九段線」には国際法上の根拠がないと認定した。この海域で人工島造成や軍事化を進める中国の主張に対する国際的な司法判断が出るのは初めてで、原告フィリピンの訴えが認められた。日米や沿岸国などは中国への批判を強めそうだ。

南沙諸島などで中国が人工島などを造成している場所についても判断を下した。スカボロー、クアテロン、ファイアリークロスなどの各礁を「島」ではなく「岩」と認定。排他的経済水域(EEZ)は設けられないとした。さらにスービ、ミスチーフ、セカンドトーマスなどの各礁は、満潮時に水没する「低潮高地」(岩礁)だとして、EEZだけでなく、領海も設定できないとした。

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