トルコ爆弾テロ、クルド組織が犯行声明 44人死亡

2016/12/12 9:43 (2016/12/12 20:14更新)
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【イスタンブール=佐野彰洋】トルコ最大都市イスタンブール中心部のサッカースタジアム付近で10日午後10時半(日本時間11日午前4時半)ごろ、警備の機動隊を狙った爆弾テロが起きた。ソイル内相によると、12日時点で警察官を含む44人が死亡した。11日には少数民族クルド人系の武装組織「クルド解放のタカ(TAK)」が犯行声明を出した。

TAKはトルコからの分離・独立を目指し、軍や警察を狙ったテロを繰り返してきたクルド労働者党(PKK)の分派組織とみられ、2、3月に首都アンカラで起きた自爆テロ事件などでも犯行声明を出していた。

エルドアン大統領は外遊日程を延期し犠牲になった警察官の葬儀に出席、関係閣僚と対応を協議した。「テロの災いと最後まで戦う。(攻撃者は)重い代償を支払う」と強調した。

政府によると、爆発は2度発生した。最初にスタジアム外側で機動隊を狙った自動車爆弾が爆発。続けて近隣の公園内で自爆犯が身につけていた爆弾を爆発させた。

現場は欧州側新市街で、トルコ1部リーグの強豪ベシクタシュの本拠地「ボーダフォン・アリーナ」の近く。10日は試合の開催日だったが、爆発は試合が終了し観戦客が帰宅後に起きた。周辺にはドルマバフチェ宮殿やタクシム広場などの観光名所、複数の外資系ホテルもある。

トルコでは2015年夏以降、PKKや過激派組織「イスラム国」(IS)によるとみられるテロが相次いでいる。16年7月には軍の一部によるクーデター未遂事件が起きた。

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