トランプ氏会見、サイバー攻撃「ロシア関与」
大統領選勝利後初めて

2017/1/12 11:19
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 【ニューヨーク=鳳山太成】トランプ次期米大統領は11日(日本時間12日未明)、ニューヨークで当選後初めての記者会見を開いた。大統領選を狙ったサイバー攻撃について「ハッキングはロシアだと思う」と述べ、ロシアの関与を認めた。「最も多くの雇用をつくりだす大統領になる」と企業の米国回帰を促す一方、国外に工場を移す企業には高い税金をかけるとけん制した。

 記者会見はトランプ氏の自宅でもあるニューヨーク・マンハッタンのトランプタワー1階のロビーの一角で開かれた。午前11時からの開始予定だったが、十数分遅れて始まり、約1時間で終了した。報道陣は米国内外のメディアから数百人規模が参加。事前に政権移行チームに参加許可証の発行を申し込む方式だったが、同チームからの回答がなく参加できなかった関係者も多かったとみられる。

 大統領選ではヒラリー・クリントン前国務長官が立候補した民主党陣営のメールが流出した。米情報機関はロシアのプーチン大統領がクリントン氏の当選を阻むためにサイバー攻撃を指示したと結論づけている。

 トランプ氏は「もしロシアが(私に悪影響を及ぼす)情報を握っていたら公開していただろう」と強調し、ロシアがトランプ氏を勝たせようとしたとの見方に異論を唱えた。ロシアが同氏に不利な情報を集めたとする一部報道は強く否定した。

 民主党陣営のハッキング対策の弱さに触れたうえで、米国のサイバー防衛力を引き上げる必要性を訴えた。90日以内にハッキングに関する報告書をまとめる方針を明らかにした。

 オバマ政権下で冷え込んだ対ロ関係ではプーチン大統領と関係を築く可能性に触れた。「プーチン氏が私に好意を持っているとしたら、それは財産だ」と語り、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いでロシアとは協力できるとの認識も改めて示した。

 トランプ氏は会見で「過去数週間、いくつかの良いニュースがあった」と語り、米自動車大手のフォード・モーターや欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が米国での生産増強を決めたことに謝意を示した。

 そのうえでトランプ氏は「製薬会社は米国に薬を供給しているが、ほとんど生産していない」などと指摘し、批判の矛先を製薬業界に向けた。米国内の雇用を増やすため「(米国を)去り、好き放題やっている企業には高い国境税をかける」と重ねてけん制した。

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