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米百貨店最大手のメーシーズ、100店閉鎖

ネット通販に活路

【ニューヨーク=中西豊紀】米百貨店最大手のメーシーズは11日、2017年初めをメドに不採算の約100店を閉鎖すると発表した。同日発表した16年5~7月期の売上高は前年同期と比べ6四半期連続で減収になるなど業績不振が続いているため。閉鎖店は全店舗の約14%を占める。店の運営コストを引き下げ、インターネット通販に経営資源を振り向ける。

全米728店のうち長期で収益の伸びが見込めない店を閉鎖する。テリー・ラングレン会長兼最高経営責任者(CEO)は「厳しい決断だが、小売業を取り巻く世界は急速に変わっている」とコメントした。今後は実店舗とネットを組み合わせた販売の強化に向け、デジタル関連の投資を増やしていく考えを示した。

足元の業績は厳しい。同日発表した5~7月期の決算は売上高が前年同期比3.9%減の58億6600万ドル(約5960億円)だった。既存店売上高は2.6%減。ネット通販に顧客を奪われているうえ、低価格で流行デザインの服を売るチェーン店の攻勢も激しい。

市場環境の変化を受け16年1月期通期に41店の閉鎖を決めたが、巻き返しには至っていないもようだ。16年5~7月期に今回決めた追加の店舗閉鎖に伴う約2億5000万ドルの費用を計上したため、純利益は1100万ドルと前年同期比95%の大幅減となった。100店の閉鎖に伴う減収額は最終的に約10億ドルに上るとしている。

メーシーズを含む米百貨店は昨年から低迷が続いているが、米国の個人消費そのものは底堅い。米商務省がまとめた6月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.6%増で3カ月連続のプラスだった。ネット対応や若い消費者の嗜好の取り込みの巧拙が、小売り各社の明暗を分けている。

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