CIA、対北朝鮮で新組織 情報収集や分析強化へ
【ワシントン=共同】米中央情報局(CIA)は10日、北朝鮮が進める核・ミサイル開発に関する情報収集や分析能力を強化するための「ミッションセンター」を新設したと発表した。北朝鮮問題を政権の最優先課題に掲げるトランプ大統領の方針を反映している。
CIAのポンペオ長官は声明で「米国や同盟国に対する、北朝鮮の深刻な脅威への対処を強化できる」と強調した。
ミッションセンターには省庁横断的に経験豊富な人材を集め、政府内の他の情報機関とも緊密に連携する。CIAにはアフリカや中東などの地域を担当する10のミッションセンターがあるが、特定の国を対象としたセンターの設置は初めてとみられる。