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オバマ氏「トランプ氏成功が米の成功」 初会談

【ワシントン=川合智之】米大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ氏(70)は10日、ホワイトハウスでオバマ大統領と初めて会談し、政権移行を円滑に進めるため協力することで合意した。会談後にオバマ氏は記者団を前に「(トランプ氏の)成功を助けるためにできることは何でもしたい。あなたの成功が米国の成功だ」と同氏に語りかけた。

両氏は大統領執務室で約90分間会談した。トランプ氏は「10~15分の会談のはずだった」と、予想外に協議が長引いたことを明らかにした。トランプ氏は「いい男だ」とオバマ氏を評し「今後は相談することを含め、オバマ氏とつきあうことを非常に楽しみにしている」と述べた。

協議内容についてオバマ氏は「外交や内政問題について話した」とし「党の違いにかかわらず、直面する課題に協力して取り組むことが重要だ」と強調した。トランプ氏は「難しい問題についても議論した」と見解の相違点もあったことを示唆した。

トランプ氏は以前、オバマ氏は米国生まれではなく大統領の資格がないと主張しており、選挙戦でも批判しあうなど関係は悪化していた。ただトランプ氏の大統領就任に抗議するデモが連日起きている中、選挙から2日後に会って和解を演出した。

会談後も記者の質問は受け付けないなど、選挙戦で生じた溝の深さもうかがわせた。2008年の大統領選でオバマ氏が勝ち、ホワイトハウスでブッシュ前大統領と会談した際にはそれぞれの夫人も交えて記念撮影したが、今回はなかった。ホワイトハウスの公式ツイッターでもトランプ氏の訪問は言及せず、その後にあった米プロバスケットボール協会(NBA)の優勝チームの訪問は写真つきで投稿した。

トランプ氏の妻メラニアさんもミシェル・オバマ大統領夫人とホワイトハウス内で会い、生活や子育てなどについて話したという。メラニアさんと息子のバロン君(10)もホワイトハウスで生活する見通し。メラニアさんは共和党全国大会のスピーチでミシェル夫人の演説を盗用したと批判を受けたことがある。

トランプ氏はホワイトハウスを訪れた後、米議会に足を運び、共和党幹部のマコネル上院院内総務やライアン下院議長と会談した。ライアン氏は「腕まくりして米国民のために働く」と表明した。トランプ氏は「速やかに取り組みたい」と連携を約束した。

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