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米大統領、FBI長官を解任 クリントン氏捜査判断を問題視

【ワシントン=川合智之】トランプ米大統領は9日、コミー米連邦捜査局(FBI)長官を解任した。ホワイトハウスが発表した。コミー氏は昨年の大統領選の直前に民主党候補だったヒラリー・クリントン氏の私用メール問題について再捜査を表明したが、結局訴追を見送った判断を問題視したとみられる。FBIは米大統領選へのロシア介入疑惑についても捜査を進めていた。

スパイサー大統領報道官は9日の声明で、トランプ氏はセッションズ司法長官らの助言に従って解任を決めたと表明した。ホワイトハウスが公表した書簡でローゼンスタイン司法副長官は、コミー氏の私用メール問題への対応を「重要な誤りだ」と非難した。

スパイサー氏は後任の長官は速やかに選ぶとした。トランプ氏は声明で「FBIは我が国で最も親しまれ尊敬される組織の一つだ」と述べ、長官交代で組織の立て直しを図る考えを示した。

コミー氏は大統領選直前の昨年10月28日にクリントン氏の私用メール問題の再捜査を表明。FBIは結局クリントン氏を訴追しなかったが、トランプ氏の逆転を許すきっかけになったとの指摘もある。クリントン氏は今月2日の集会で「もし投票が10月27日だったら、私が大統領になっていた」と漏らした。

米メディアは9日の解任発表直前、コミー氏が上院司法委員会で先週証言した際、証言内容に事実誤認があったと報じていた。コミー氏はクリントン氏の側近が機密情報を含む数十万件のメールを夫に転送したと証言したが、実際には機密情報はなく件数も少なかったという。

FBIは大統領選へのロシア介入疑惑について、トランプ氏の選挙陣営や政権への捜査を進めている。同疑惑に絡み、これまでにフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が更迭されたほか、複数の幹部がロシアとの接触を疑われている。

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