タイ国王が7カ月ぶり退院 中部で静養

2015/5/10付
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【バンコク=共同】タイのプミポン国王(87)は10日午後、首都バンコクの病院を約7カ月ぶりに退院し、保養地として知られる中部フアヒンにあるクライカンウォン宮殿に入った。王室関係者らが明らかにした。国王はフアヒンで静養やリハビリを続ける予定で、健康に問題がない限り病院に戻ることはないという。

国民に敬愛される国王の健康問題は、タイ社会の最大の関心事。昨年5月のクーデター以降権力を掌握するプラユット暫定政権も、国王の健康回復を政治的安定の基盤としてアピールしたい意向とみられる。

国王はシリキット王妃や次女のシリントン王女らとともに病院を出発、国王のシンボルカラーである黄色のシャツを着た市民が、国王の肖像写真や旗を手にして沿道を埋め尽くし、車列に向かって「国王万歳」などと声を掛けた。

国王は昨年10月、高熱を出して静養先のフアヒンの宮殿からバンコクの病院に緊急入院し、胆のうを摘出する手術を受けた。今年3月以降、短時間の外出を繰り返し、今月5日には、バンコクの王宮内で行われた即位記念日の儀式に参加していた。担当医は同日、国王の健康は順調に回復しているとコメントした。

プミポン国王は世界の君主の中で在位期間が最長。2009年から入退院を繰り返している。

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