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エジプト連続爆発、44人死亡 緊急事態宣言

(更新)

【カイロ=飛田雅則】エジプトで9日、キリスト教の一派、コプト教の教会で相次ぎ爆発事件が発生した。カイロの北方にあるタンタと、地中海沿岸のアレクサンドリアの教会で爆弾が爆発し、少なくとも44人の死者が出たもよう。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。エジプトのシシ大統領は同日、3カ月の緊急事態宣言を発表した。

9日はキリスト教の祝日「聖枝祭」で、多くの信徒が教会で礼拝中だった。治安維持のため、シシ大統領は緊急会合を招集、軍に全土で重要施設の警備を強化するように命じた。シシ大統領の緊急事態宣言は議会承認などを経て実施され、令状なしでの逮捕や家宅捜索が可能となる。

コプト教徒は約9千万人のエジプトの人口の1割ほどを占める。最近では2016年12月にも首都カイロでISの自爆テロが起きるなどコプト教徒の教会を狙った事件が多発している。

エジプトのシナイ半島では、IS系の過激派が軍や警察を襲撃しており、シシ政権は掃討作戦を進めている。シシ大統領は先週の訪米で、トランプ大統領とIS掃討などテロとの戦いで連携を確認した。今後、エジプト国内で過激派への取り締まり強化が予想される。

イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の元幹部のアハメド・バン氏は「今回の実行犯は、テロ対策で米国と連携を取り付けたエジプト政府に反発を示した」とみる。

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