関係改善へ「実際の行動」要求 日中会談で中国外相

2014/8/10付
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【ネピドー=島田学】中国の王毅外相は10日、訪問先のミャンマーの首都ネピドーで9日深夜(日本時間10日未明)に開いた岸田文雄外相との会談に関連し、「日本がもし日中関係を改善したいのであれば、実際の行動で示してほしい」と強調した。沖縄県の尖閣諸島を巡る問題や歴史問題で、日本側に姿勢の変化を促したものだ。外相会談でも同様の要求をしたとみられる。

王氏は「非公式な接触であり、臨時に設けたものだ」とも語り、正式な会談ではないとした。東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会合の会場で、日本経済新聞記者などの取材に応じた。

日中両国外相の会談は2012年12月の第2次安倍政権発足後は初めて。今回の会談で関係改善に向けた第一歩は踏み出したものの、日中双方の主張にはなお隔たりが大きい。

安倍晋三首相は11月に北京で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)での首脳会談の開催を求めているが、中国側は(1)沖縄県の尖閣諸島をめぐる領有権争いの存在を認め、問題を棚上げする(2)安倍晋三首相が就任中は靖国神社に参拝しないと明言する――などを首脳会談に応じる条件に挙げている。

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