2019年1月24日(木)

南シナ海「深刻な懸念」 ASEAN外相会議声明

2014/8/10付
保存
共有
印刷
その他

【ネピドー=佐竹実】ミャンマーの首都ネピドーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の共同声明が10日、発表された。声明は南シナ海情勢について「緊張が高まる最近の状況について深刻に懸念している」と表明。関係各国に対し、南シナ海での平和を乱す行動を自制することを求めた。

会議は8日に開かれたが、議論が紛糾したため声明の発表は大幅に遅れた。当初、声明案は南シナ海情勢を「懸念している」としていたが、中国の海洋進出への警戒を強めるフィリピンなどの意見を反映し、「深刻な」という文言を加えた。

声明では、南シナ海での紛争を平和的に解決するためには、ASEANと中国が一体で関与することが需要だと指摘。挑発行為などの自制をうたう「南シナ海行動宣言」に関して、「行動宣言を確実に履行するよう、中国とより緊密に交渉していく」と明記した。

ASEANと中国は2002年に行動宣言を採択したが、強制力はない。中国は南シナ海の一部を埋め立てて実効支配しており、フィリピンは「行動宣言」に違反するとして強く批判している。

ASEANと中国は法的拘束力のある「行動規範」の策定に向けて動いている。ASEAN外相声明は、行動規範の早期策定に向けて協議を加速させることも明記した。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報