2019年1月24日(木)

マララさんら2氏にノーベル平和賞 教育機会拡大の活動を評価

2014/10/10付
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【ロンドン=黄田和宏】ノルウェーのノーベル賞委員会は10日、2014年のノーベル平和賞をパキスタン出身で12年に銃撃されながらも女性や子どもの教育権を訴えたマララ・ユスフザイさん(17)と、インドの非政府組織(NGO)代表で児童労働に反対する運動に取り組むカイラシュ・サトヤルティ氏(60)に授与すると発表した。

マララさんの17歳での受賞はノーベル賞の全部門を通じて史上最年少となった。委員会は「インドやパキスタンの人々にとって、教育のための取り組みや過激派に対抗するために結束することが重要」と指摘した。

マララさんは11歳の頃から、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」の支配による惨状をブログで訴え、女性が教育を受ける権利や人権の重要性を訴えてきた。12年にイスラム武装勢力に銃撃されて頭部に重傷を負い、一時は意識不明に陥ったが奇跡的に回復した。その後も海外で活動を続けてきたことが高く評価された。

これまでのノーベル賞受賞者の最年少は1915年に25歳で物理学賞を受賞したローレンス・ブラッグ氏。平和賞の最年少は11年のタワックル・カルマン氏(当時32歳)だった。

サトヤルティ氏は90年代からインドの児童労働の撲滅のための活動を展開してきた。これまでに8万人以上の子供を救い、教育の機会を与えてきた。サトヤルティ氏は「マララさんに電話をして祝福したい。インドとパキスタンの平和に向けて一緒に活動しようと彼女に言いたい」とコメントした。

授賞式は12月10日にノルウェーのオスロで開く。賞金の800万スウェーデンクローナ(約1億2000万円)は2氏で分ける。

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