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フィリップス、シスコと「スマート照明」で提携 オフィス向け

【フランクフルト=加藤貴行】照明世界最大手のフィリップス(オランダ)と米IT(情報技術)大手のシスコシステムズは9日、オフィス向け照明市場で戦略提携すると発表した。常時ネットワークにつないだ「スマート照明」を世界規模で提供し、センサーで取り込んだ外部情報などと連携。照明を効率的に使え、ビルで使う照明関連のエネルギーやコストを約8割減らせるという。

フィリップスの発光ダイオード(LED)照明と、シスコのネットワーク機器を統合してシステムとして構築。人が居ない場合に照明を自動的に落としたり、個人の好みに応じた明るさを選べたりするようにする。

フィリップスによると、世界のオフィス照明市場は10億ユーロ(約1340億円)の市場規模があり、ビルのエネルギー消費の約4割を照明が占める。両社で省エネなどの経済性を訴え拡販を狙う。

世界の照明市場では、蛍光灯などの従来型照明から、省エネ効果が高いLED照明への転換が急ピッチで進む。一般家庭向けは割安なアジア製品が存在感を増す。フィリップスはデジタル制御ができるLED照明の特徴を生かし、大口顧客向けのシステムとして違いを出す戦略だ。

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