2019年8月26日(月)

クルド人部隊、イスラム過激派に反攻へ

2014/8/9付
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【ドバイ=久門武史】米軍がイラク北部でイスラム過激派「イスラム国」を空爆したのを受け、北部のクルド人自治区の治安部隊は過激派への攻勢に転じる方針だ。イラク軍と共同で作戦を立案し、異例の武器供与も受けているもよう。クルド人勢力は独立を目指すなどイラク中央政府との関係が冷え込んでいるが、共通の脅威を前に共闘にカジを切っている。

クルド自治政府高官は8日、「米軍の空爆に続き、一時退却した地域に再び部隊を展開する」とAFP通信に述べた。イラク軍の参謀総長は、クルド部隊や米軍とともに作戦の標的を選定していると語った。

ロイター通信は米政府当局者の話として、イラク政府がクルド部隊に弾薬や小火器を供与したと伝えた。6月に「イスラム国」が進撃を始めてからイラク軍とクルド部隊の直接の連携はほとんど伝えられておらず、異例の軍事協力となる。クルド自治政府は石油資源の配分などで中央政府と長く対立している。

「イスラム国」は当初、首都バグダッドに向けて進撃し、主にイラク軍と交戦していた。ただ8月に入りイラク北部で戦闘を活発化。クルド人自治区の境界の検問所を襲撃し、自治区を直接脅かしている。現地報道によると、自治区では武器を購入する住民が急増し緊張感が高まっている。

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