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「空飛ぶ円盤」火星へ一歩 NASAが減速装置実験

【ワシントン=川合智之】米航空宇宙局(NASA)は8日、将来火星への着陸を目指す「空飛ぶ円盤」型の実験機をハワイのカウアイ島沖で打ち上げた。地上55キロメートルまで上昇した実験機はパラシュートなどで減速し、海に着水した。2030年代にも計画する有人火星探査などでの技術の応用を見込んでいる。

今回実験したのはエアバッグとパラシュートを組み合わせた新型の減速装置。まず実験機の外側に取りつけたエアバッグを膨らませて空気抵抗を高め、超音速のマッハ3.5からマッハ2に減速。次に直径30メートルのパラシュートを開いてさらに速度を落とし、海に着水した。

火星は大気が地球の100分の1と薄く、空気抵抗が小さいため、通常のパラシュートだけでは着陸できる宇宙船の重さに限界がある。現在のパラシュートは1976年から使用しているが、宇宙船をさらに大型化するには効率のよい減速装置が不可欠だった。

円盤は直径4.6メートルで、重さ3トン。ロケットに取り付けて打ち上げ、着陸などの際に使われる。減速装置は昨年6月にも飛行試験したが、パラシュートが開かず失敗した。減速装置がうまくいけば、着陸できる宇宙船の重量を従来の1.5トンから2倍に引き上げられる。NASAは着水した円盤を回収し、実験データを集めて改良に生かす。

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