台湾当局、日本食品の違法輸入で24社に罰金
【台北=山下和成】台湾の食品薬物管理署は8日、台湾が輸入を禁じている福島、栃木、群馬、茨城、千葉の5県産の食品を違法に輸入したとして、合計24社に総額1539万台湾ドル(約6000万円)の罰金を科したと発表した。社名は未公表だが、日本メーカーや台湾の輸入業者が含まれているもようだ。産地の偽装や申告漏れがあったという。
台湾は東京電力の福島第1原子力発電所事故後に、5県産の食品輸入を禁じている。だが産地ラベルを貼り替えるなどして輸入された食品が3月に発覚。これをきっかけに当局は5月15日から、残る42都道府県のすべての食品に産地証明書を義務付けるなどの輸入規制強化を実施している。
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