劉暁波氏、米独医師診断も「終末期」 中国の病院発表

2017/7/9 0:30
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【瀋陽=共同】末期の肝臓がんと診断され、中国当局の監視下で入院しているノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏(61)について、入院先の遼寧省瀋陽市の病院は8日、ウェブサイトで、劉氏の病状について「終末期」にあるとの医療チームの見解を示した。また医療チームが同日行った劉氏への診察には、米国とドイツからそれぞれ招かれた医師も加わったと発表した。

7日からドイツで20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれている中、中国の習近平指導部は欧米の医師を劉氏の治療に関わらせる異例の対応を取ることで、人権問題で中国への批判を回避する狙いがあるとみられる。

病院は発表で「米国とドイツの専門家は中国の医療チームの治療方針と措置を高く評価している」と主張。海外の専門家の"お墨付き"を得た形を取り、劉氏が不当に扱われているのではないかとの国内外の懸念を払拭する思惑がありそうだ。

病院は劉氏の病状は「深刻」としており、再検査をして肝臓の状態を見極めた上で、放射線治療などが可能か判断する。肝機能が回復すれば、免疫治療なども検討するとしている。

欧米の医師が劉氏の診察を行った8日、同病院では多くの私服警官らが配置され、厳重な警備態勢が敷かれた。

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