2019年2月19日(火)

ブラッター会長を90日間活動禁止に FIFA倫理委

2015/10/8付
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【ジュネーブ=原克彦】国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会は8日、背任などの容疑でスイス検察当局の捜査を受けているブラッター会長を90日間の活動禁止処分にした。期間は最大で45日延長する可能性もある。ブラッター氏は2016年2月の次期会長選挙まで辞任しない意向だったが、一連の汚職事件を受けた処分により、実質的には解任された状態になる。

倫理委員会は処分を暫定的なものだとしている。理由の詳細は説明していない。会長職は暫定的に、FIFA筆頭副会長のハヤトウ氏が担う見通しだ。

同委員会はFIFAから不透明な収入を得ていたことが明らかになった欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長にも90日間の活動禁止処分を下した。プラティニ氏は次期会長の最有力候補とみられていたが、会長選で不利な立場に追い込まれるのは必至だ。

さらに、会長選挙への立候補を表明していたFIFA元副会長、鄭夢準氏(韓国)は6年間の活動禁止と10万スイスフランの罰金を科された。発表によると、18年と22年ワールドカップ(W杯)開催地決定に向けた手続きで、FIFAの規則に違反があった。鄭氏は事実上、次期会長選に立候補できなくなった。

ブラッター会長は5月に米司法省が贈収賄罪などでFIFA関係者ら14人を起訴した後も、自身の潔白を主張し、会長選挙で5選を果たした。退陣圧力を受け6月に辞意を表明したものの、次期会長が決まるまでは会長職を続ける意向だった。9月にスイス当局の捜査を受けた後も、その姿勢を変えなかった。

ブラッター氏を巡ってはスイス当局の捜査開始後、米コカ・コーラなどスポンサー4社が即時の辞任を求めるなど退任への圧力が一段と強くなっていた。倫理委員会の判断は、こうした声を反映した可能性もある。

会長選挙は26日に立候補の受け付けを締め切り、候補者が潔白であるかどうかを審査したうえで、16年2月26日の臨時総会で加盟団体が投票する。

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