2019年1月20日(日)

朴大統領、首相人事撤回の意向 議長と会談

2016/11/8 12:28 (2016/11/8 13:42更新)
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韓国国会で会談する朴槿恵大統領(左)と丁世均議長(8日、ソウル)=聯合・共同

韓国国会で会談する朴槿恵大統領(左)と丁世均議長(8日、ソウル)=聯合・共同

【ソウル=加藤宏一】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は8日午前、国会で丁世均(チョン・セギュン)議長と会談した。朴大統領は友人の崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑を受けて決めた新首相の人事案に関し「与野党の合意で推薦してもらえれば、その人を任命し実質的に内閣を統括できるようにする」と述べ、金秉準(キム・ビョンジュン)氏の指名を撤回する意向を示した。

野党が金氏の首相就任に必要な人事聴聞会を拒否する構えを崩していないため、朴大統領は人事案見直しが不可避と判断した。朴大統領の意向を受け、丁議長と与野党の幹部は8日午後に対応を協議する。

ただ、野党「共に民主党」の報道官は「大統領の話は曖昧だ。首相に組閣権を与えて(内閣に)介入しないということなのかどうか分からない」と指摘。第二野党の「国民の党」報道官も「(朴大統領が政治の)一線を退かないという立場を示した」と冷ややかな反応で、混乱収拾につながるかは不透明だ。

朴大統領は丁議長との会談の冒頭、「大統領として責任を尽くし、国政を正常化させることが最も大きな責任だと考えている」と表明。そのうえで「韓国経済はいまだに難しい状況だ。経済の活性化や庶民生活が安定するように与野党が力を集めてほしい」と協力を要請した。

朴大統領は友人の崔容疑者の国政介入疑惑を受けた大統領府や政府の人事刷新として、今月2日に盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の下で副首相だった金氏を新しい首相に指名。野党側は事前に相談のない一方的な人事だと反発していた。

韓光玉(ハン・グァンオク)大統領秘書室長は7日、事態収拾に向けて与野党党首との会談を希望したが、野党は拒否。国会では2017年度の予算審議が遅れるなど、国政の機能が停滞している。

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