2019年6月19日(水)

英で女性首相誕生へ メイ氏とレッドソム氏が決選投票
保守党党首選

2016/7/8 1:10
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【ロンドン=木寺もも子】英国の与党・保守党の党首選は7日、下院議員による2回目の投票の結果、最終候補がメイ内相(59)とレッドソム・エネルギー担当閣外相(53)の2人に絞られた。約15万人の党員投票で9月9日に新党首が選出される。故サッチャー首相以来、英国で2人目の女性首相が誕生する見通しとなった。

同党下院議員330人のうち、メイ氏が6割にあたる199票、レッドソム氏が84票、ゴーブ司法相が46票を獲得した。メイ氏は投票結果を受けて「離脱派、残留派の双方から幅広い支持を受けることができた」と喜びの言葉を述べたうえで「指導力を発揮して保守党を再び団結させる。離脱交渉で最良の条件を勝ち取る」と決意表明した。

メイ氏は議員歴約20年のベテランで、党本流の有望なリーダー候補と目されてきた。国民投票では残留派だったが目立った活動はせず、投票後は離脱の結果を尊重すると表明した。党内の幅広い支持を集めた。

一方、レッドソム氏は金融業界の出身。2010年に下院議員に初当選したばかりだが、離脱キャンペーンで知名度を上げた。政治経験の浅さを懸念する声もあるが、新鮮なイメージが党内の混乱に嫌気がさした一般党員の支持を得る可能性もある。

EU残留派だったメイ氏は5日の1回目の投票で2位以下に大差をつけていた。今回は離脱派のレッドソム氏とゴーブ氏のどちらが残るかが注目されていた。ゴーブ氏は、突然の出馬で離脱派の盟友、ジョンソン前ロンドン市長を撤退に追い込んだことで「裏切り者」と批判された。陣営の議員が「党員投票にレッドソム氏を残すのは深刻な脅威だ」と呼びかけたことも逆風になった。

議員の間ではメイ氏が圧倒な支持を獲得しているが、最終的には一般党員の決選投票で決まる。必ずしも議員の動向と一致しない。

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