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ギリシャ新提案、8日以降に先送り 財政緊縮策

(更新)

【ブリュッセル=森本学】欧州連合(EU)は7日夜(日本時間8日未明)、ユーロ圏19カ国の緊急首脳会議をブリュッセルで開き、財政危機に直面するギリシャへの金融支援交渉の再開を協議する。ギリシャ政府は債務減免を盛り込んだ新たな金融支援を求める。ただ、EU側が要求していた具体的な財政緊縮策の提示は8日以降に先送りした。

ユーロ圏は7日、首脳会議に先立って財務相会合を開いた。デイセルブルム議長(オランダ財務相)は終了後、記者団に「ギリシャから新たな提案はなかった」と説明。支援交渉を再開する前にギリシャ側からの具体的な財政緊縮策の提案と、EUなど債権団による事務レベルでの検証が必要との判断を示した。

そのうえでギリシャ側が新たな提案をすれば、8日にも電話でユーロ圏財務相会合を開いて対応を協議する考えを明らかにした。独仏首脳は「信頼できる提案」を7日の首脳会議でするようチプラス首相に求めていたが、早くも溝が浮き彫りになった格好だ。

銀行預金の流出が続くギリシャはさらなる経済混乱を回避するため、早期の支援合意を求めている。20日には欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債35億ユーロ(約4700億円)の償還も控える。金融支援なしに自力で償還資金を確保するのは困難で、返済できなければECBがギリシャの銀行への資金繰り支援を打ち切る可能性もある。

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