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「新FBI長官にレイ氏」トランプ氏、ツイッターに

(更新)

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は7日、米連邦捜査局(FBI)長官に元司法省高官のクリストファー・レイ氏を指名すると発表した。上院で承認されれば、トランプ氏が5月に解任したコミー前長官の後任となる。長官不在の長期化を防ぎ、「ロシアゲート」を巡る混乱の解消を印象づける狙いがあるとみられる。

トランプ氏は同日朝のツイッターへの投稿で「次のFBI長官にレイ氏を指名する。申し分のない資格の持ち主だ」と称賛した。

レイ氏は現在、全米各地にオフィスを構える弁護士事務所の共同経営者を務める。ブッシュ(子)政権の2003~05年に司法次官補を務めた。企業の汚職捜査の特別チームに所属し、米エネルギー会社エンロンの不正会計事件の捜査を監督したことがある。

米メディアは「公職経験もあり、素晴らしい選択だ」との司法省元幹部の発言を伝えた。レイ氏は中央政界での知名度は高くなく、一部メディアは「何者だ?」と初報した。上院の承認に支障が出ないよう、司法経験が長い手堅い人物を選んだとの指摘もある。

5月9日のコミー氏の解任後、トランプ氏は同月19日からの中東・欧州歴訪前にも後任人事を決める構えをみせていた。米メディアでは米議会議員を含めて十数人の名前が浮上していたが、ここまでずれ込んだのは引き受け手がいなかったためとみられる。

レイ氏はニュージャージー州のクリスティー知事の個人弁護士も務めている。共和党主流派に目されるクリスティー氏は昨年の大統領選の共和党候補に名乗りを上げていたが、指名争いから撤退するとトランプ氏への支持を表明。政権移行チームの幹部も務めた。後任選びが難航するなかで、クリスティー氏が助け舟を出した可能性がある。

8日にはコミー氏の米議会の公聴会が予定されており、トランプ氏が自身の側近への捜査中止を求めたとされる疑惑に言及する可能性が取り沙汰されている。7日にはコーツ国家情報長官、ローゼンスタイン司法副長官らも議会で証言。このタイミングでの発表は、司法の安定を印象づけて議会証言の政権運営への影響を食い止める狙いもありそうだ。

レイ氏が上院で承認されてFBI長官に就任しても、昨年の米大統領選へのロシアの干渉疑惑を巡る「ロシアゲート」の捜査は担当しない。特別検察官に就いたモラー氏が担う。

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