中国外貨準備、5年ぶり低水準 9月末時点
【北京=永井央紀】中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した9月末の外貨準備は3兆1663億ドル(約328兆円)だった。前月末より188億ドル減った。減少は3カ月連続で、2011年5月以来5年4カ月ぶりの低水準となった。
市場では昨年8月の人民元切り下げ後の大規模為替介入で実施した、期間1年の先物取引が満期を迎え、現物ドルの支払いが続く影響が指摘される。人民元が1日に国際通貨基金(IMF)の準備通貨SDR(特別引き出し権)に採用される前に、相場を安定させたい人民銀が元買い・ドル売りの為替介入を強めたとの見方もある。
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